ロープを結びつける
自在結びの結び方
自在結びは、結び目を滑らせてロープの張りを調整できる結びである。テントやタープの張り綱で、金具の自在金を使わずに同じことができる。
更新:
写真では重なって見えないロープの上下や、端を通す向きも、3D なら向きを変えて確かめられる。ドラッグすると向きが変わり、再生ボタンで結ぶ動きが流れる。つまみを動かせば、途中の形で止めて見られる。
特徴と使いどころ
張ったロープの長さを、結んだまま手で調整できる結びである。結び目を滑らせて張りを変えられ、荷重がかかると摩擦で止まる。金具の自在金具と同じ働きをロープだけで作る。
キャンプのタープ・テントの張り綱がまさにこれである。夜露で綱が縮んだ、風が出て張りが足りない、といったときに結び直さずに合わせられる。園芸で支柱や苗木を吊る紐にも効く。キャンプをする人には必修に近い一方、それ以外の場面では名前を聞かない、偏りのある結びである。
- キャンプ・タープ
- 園芸・DIY
強度
結びやすさ
ほどきやすさ
つまずきやすいところ
- 滑って止まらないときは、手順 2 の巻き数が足りないか、巻きの向きがそろっていない。
- 濡れた化繊ロープや細いロープでは効きが落ちる。巻きを 1 回増やして様子を見る。
- 張りを緩めるときは結び目を荷重の方向へ押し戻す。引っ張ったままでは動かない。
似た結び方との違い
- 自在金具: 張り綱の長さを金具で調整する道具。自在結びはロープだけで同じ働きをするので、金具を無くしたときや金具の無い細引きで役立つ。
- もやい結び: 輪の大きさが変わらない結び。張りの調整はできないので、張り綱の端を杭に掛ける輪として使い分ける。
よくある質問
- 英語では何と呼ぶ?
- トートラインヒッチ(taut-line hitch)と呼ばれる。
- どんなロープなら滑らずに止まる?
- 表面に適度な摩擦のあるロープなら止まる。つるつるした細いロープや濡れた化繊ロープでは滑りやすいので、巻きを 1 回増やす。
文字で読む手順(4 ステップ)
文字だけでは分かりにくいところは、上の 3D をつまみで止めて、向きを変えながら確かめるとよい。
- ロープを対象(ペグ・立木など)に回し、端を立ち手に沿わせる。
- 輪の内側で、端を立ち手に 2 回巻きつける。巻く向きは張り綱の側へ進む向きにそろえる。
- 巻いた部分の外側で、端をもう 1 回立ち手に巻き、できた輪へ通して締める。
- 結び目を手で前後に滑らせて張りを決める。手を離すと、荷重で結び目が締まってその位置に止まる。
アプリなら、ほかの結び方もすぐ見られる
「ロープの結び方3D」では、ほかの結び方も同じように 3D で確かめられます。お気に入り登録やロープの素材の切り替えもでき、電波の届かない場所でも使えます。